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不眠症【症例報告】
不眠症の症例報告です。
「睡眠障害について」という記事内でも不眠症について書いています。
そちらも参考にしてください→こちらをクリック!
不眠症に悩む患者さんの例
不眠症で困っていた患者さんの例です。
この方は、とにかく仕事がハードで、残業や休日出勤は当たり前。
治療院の予約も、いつ休めるかわからないから事前に予約できない、という状況でした。
入眠困難と中途覚醒が一緒に出ており、睡眠時間は3~4時間くらい。
日中もだるさが強く、初回ご来院時は疲れ切った表情でした。
鍼灸施術の一例
当院では不眠でお悩みの方にはまず、頭部への鍼をしていきます。
後頭部にある「後頭下筋群」と呼ばれる筋肉群や、頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」というツボに刺鍼します。
頭部は人によっては刺激を強く感じる場合があるので、患者さん本人と刺激量を確認しながら鍼を打ちます。
次に背骨(脊椎)に沿ってお灸をして、背中の緊張を緩めていきます。
背骨に沿って脊髄神経が走っており、その中に自律神経も含まれます。
そのため、背骨周りの緊張を緩めることで、自律神経が上手く働けるようにしてあげます。
また、背骨沿いに並んでいる「華佗夾脊(かだきょうせき)」というツボに鍼を打ちます。
これも、狙いは背骨のお灸と一緒です。
さらに、指圧で体の緊張を緩めていきます。
自律神経を整える目的では、少しゆったりめの指圧を入れることが多いです。
背中だけでなく頭などにも指圧をして、リラックスしていただきます。
施術後の変化
施術を受けた日の夜と、その後数日は比較的よく眠れるとのこと。
日中のだるさも軽減したとのことです。
その後は、お休みが取れたタイミングで施術を受けに来ていただき、経過を観察しています。
(効果には個人差があります。100%の効果を保証するものではありません)
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