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梨状筋症候群
「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」が、今回のテーマです。
聞きなれない症状かもしれませんが、実は意外に多い症状です。
梨状筋症候群とは?
まず、下のイラストをご覧ください。
お尻には、仙骨から大腿骨(太ももの骨)に付着する「梨状筋(りじょうきん)」という筋肉があります。
この梨状筋の下には、「坐骨神経(ざこつしんけい)」が通っています。
梨状筋が硬くなることで、坐骨神経を圧迫すると、お尻や足に痛みやしびれとなって現れます(いわゆる「坐骨神経痛」)。
これが梨状筋症候群の症状です。
梨状筋症候群の原因は?
スポーツなどによる使い過ぎ(オーバーユース)が、原因となります。
サッカーやランニングなど股関節を繰り返し動かすスポーツでは、坐骨神経が梨状筋と頻繁にこすれ合い、障害されます。
また、野球のキャッチャーのように股関節の屈伸を頻繁に行うことでも起こりやすいです。
また、長時間のデスクワークや運転などで、梨状筋が硬くなってしまうのも原因となります。
最近では、「座りすぎ」による不調が問題となっていますが、この梨状筋症候群もその一種です。
「座りすぎにご用心」の記事も参照ください → こちらをクリック!
自分でできる!セルフケア
梨状筋のストレッチ(初級)
椅子に浅く腰掛ける
片方の足を、もう片方の足の膝に乗せる
背筋を伸ばす(この時点でお尻が伸びるのを感じるはずです)
そのまま体を前に倒す
ポイントは背中を丸めないこと。
呼吸を楽に、20~30秒キープします。
梨状筋のストレッチ(上級)
床に仰向けで寝転ぶ
片方の膝を曲げて立たせ、もう片方の足をその上に組む
下になっている足の膝を手で抱え(きつければもも裏でもOK)、そのまま体の方に引き寄せる。
呼吸を楽に、20~30秒キープします。
鍼灸・マッサージによる施術
梨状筋症候群には鍼灸、マッサージがとても有効です。
硬くなってしまっている梨状筋を鍼灸、マッサージでゆるめることで症状の改善が期待できます。
特に鍼は、表層だけでなく深層にある筋肉にアプローチできるため。非常に有効です。
梨状筋症候群のお悩みは、名古屋市西区の鍼灸院「Evergreen」へ。
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