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ヒートショックにご用心
「ヒートショック」が、今回のテーマです。
先週は、今季最強レベルの寒波が到来し、厳しい冷え込みになりましたね。
この季節に気をつけたいのが、ヒートショックです。
ヒートショックとは?
急激な温度の変化によって血圧が乱高下し、心臓や血管の疾患が起こることをいいます。
脳内出血、大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの疾患が起こるため、注意が必要です。
年間にヒートショックが原因で亡くなる人の数は、交通事故で亡くなる人の数よりも多いとも言われます。
ヒートショックの原因は?
ヒートショックが起こるのは、主に冬場のお風呂です。
お風呂は家の北側に設置することが多く、また脱衣所に暖房設備がないことがほとんどです。
そのため、暖房のある温かい部屋との温度差が大きくなります。
ヒートショックが起こるメカニズムは以下の通りです。
温かい部屋から寒い脱衣所に移動すると、血管が収縮して血圧が上昇する。
↓
一番風呂などで浴室が冷えていると、さらに血圧が上昇。
↓
熱いお湯につかると血管が拡張し、血圧が急降下する。
この血圧の乱高下に血管や心臓が耐え切れず、心筋梗塞や脳梗塞を起こし、最悪の場合死に至ります。
また、血圧の低下によるふらつきで、転倒や浴槽内での溺死という結果につながることも。
ヒートショックを起こしやすい人は?
以下に当てはまる人は、ヒートショックを起こしやすいといえます。
・65歳以上の高齢者
・以下の持病や病歴がある
高血圧、不整脈、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞など
・一番風呂に入る習慣がある
・42℃以上の熱いお風呂に入る習慣がある
・食事の直後、飲酒後、服薬直後に入浴する習慣がある
・浴室に暖房設備がない
ヒートショック防止のためにできること
一番風呂を避ける
浴室内が温まっていない一番風呂は、血圧の上昇が起こりやすいです。
一番風呂を避けるのが難しい場合は、入浴前に浴槽のふたを開けておき、浴室内を温めるようにしましょう。
お湯の温度は40℃程度に
42℃以上の熱いお風呂は、心臓に負担がかかることがわかっています。
お湯の温度は40℃を目安に。
熱いお風呂が好きな人は、最初は40℃くらいのお湯に浸かり、徐々に温めるようにしましょう。
また、入浴時間は15分程度にして、長風呂をしないことも重要です。
入浴時は足から温める
冷えた体でいきなりお湯に浸かると、血管に大きな負担がかかります。
まず、シャワーやかけ湯で足から温めるようにしましょう。
次に下半身だけお湯に浸かって2~3分、体が十分に温まったら胸まで浸かるようにすると、血管への負担を減らせます。
また、お湯から出る時もゆっくり立ち上がって、めまいやふらつきを予防しましょう。
脱衣所に暖房設備をつける
脱衣所に暖房設備をつけ、入浴前に部屋を暖めておきましょう。
居間と脱衣所が離れている場合は、廊下も暖房器具で暖めるようにするのがおすすめです。
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