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目の症状
2023/05/27

ものもらいについて

ものもらいについて

ものもらい」が、今回のテーマです。

 

ものもらいとは?

 

医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といいます。

主に黄色ブドウ球菌の感染症で、主に以下のような症状が出ます。

 

・まぶたの腫れ

・目の痒み、痛み

・目がゴロゴロする感じ(異物感)

・目やに、膿(うみ)

 

ちなみに、ものもらいという名称は、「他人の家から食べ物をもらって食べると治る」という迷信が由来だそうです。

最近では、関西の芸人さんがテレビで「めばちこ」と言っているのをよく聞きますね。

当院のある名古屋では、昔から「めんぼ」と言っていました。

 

 

ものもらいの原因は?

 

主な原因となる黄色ブドウ球菌は、ヒトの皮膚や毛穴に存在する「常在菌」です。

常在菌は健康な時には問題はないのですが、抵抗力が落ちた時に感染症を引き起こすことがあります。

ものもらいは、目の周りのケガや不衛生な状態、ストレスや睡眠不足が原因となって起こります

 

 

ものもらいの治療は?

 

細菌が原因ですので、抗菌薬(目薬、軟膏)による治療が基本となります。

1~2週間で良くなることが多いですが、早期に治療することで悪化を防ぐことができるので、眼科の受診をおすすめします。

 

また、ものもらいに似た症状に「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」というものがあります。

こちらは、細菌による感染症ではなく、「マイボーム腺」(※1)に脂肪が詰まってできる「肉芽腫」(※2)です。

 

※1…脂肪が排出される腺

※2…慢性的な炎症によってできるできもの

 

ものもらいだと思っていたら霰粒腫だった、という可能性もあります。

鑑別の意味からも、やはり眼科の受診をおすすめします。

 

 

ものもらいに効く「ツボ」

 

ものもらいに効くツボというのがあります。

それが「澤田流 二間(じかん)」というツボ。

場所は手の人差し指の第二関節内側(親指側)で、指を曲げた時にできるシワの端です。

ものもらい、ツボ

このツボにお灸をすると、目の痛みがやわらぎます。

痛みが強くなったらお灸をする、というのを一日数回~十回程度繰り返します。

ものもらい、お灸

実は、私も先日ものもらいができてしまいました。

写真は実際に私の手にお灸をしているところです。

このツボにお灸をしながら目薬での治療をしたところ、悪化することなく3日ほどできれいに治りました。

個人の感想です。100%の効果を約束するものではありません

 

 

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