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ものもらいについて
「ものもらい」が、今回のテーマです。
ものもらいとは?
医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といいます。
主に黄色ブドウ球菌の感染症で、主に以下のような症状が出ます。
・まぶたの腫れ
・目の痒み、痛み
・目がゴロゴロする感じ(異物感)
・目やに、膿(うみ)
ちなみに、ものもらいという名称は、「他人の家から食べ物をもらって食べると治る」という迷信が由来だそうです。
最近では、関西の芸人さんがテレビで「めばちこ」と言っているのをよく聞きますね。
当院のある名古屋では、昔から「めんぼ」と言っていました。
ものもらいの原因は?
主な原因となる黄色ブドウ球菌は、ヒトの皮膚や毛穴に存在する「常在菌」です。
常在菌は健康な時には問題はないのですが、抵抗力が落ちた時に感染症を引き起こすことがあります。
ものもらいは、目の周りのケガや不衛生な状態、ストレスや睡眠不足が原因となって起こります。
ものもらいの治療は?
細菌が原因ですので、抗菌薬(目薬、軟膏)による治療が基本となります。
1~2週間で良くなることが多いですが、早期に治療することで悪化を防ぐことができるので、眼科の受診をおすすめします。
また、ものもらいに似た症状に「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」というものがあります。
こちらは、細菌による感染症ではなく、「マイボーム腺」(※1)に脂肪が詰まってできる「肉芽腫」(※2)です。
※1…脂肪が排出される腺
※2…慢性的な炎症によってできるできもの
ものもらいだと思っていたら霰粒腫だった、という可能性もあります。
鑑別の意味からも、やはり眼科の受診をおすすめします。
ものもらいに効く「ツボ」
ものもらいに効くツボというのがあります。
それが「澤田流 二間(じかん)」というツボ。
場所は手の人差し指の第二関節内側(親指側)で、指を曲げた時にできるシワの端です。
このツボにお灸をすると、目の痛みがやわらぎます。
痛みが強くなったらお灸をする、というのを一日数回~十回程度繰り返します。
実は、私も先日ものもらいができてしまいました。
写真は実際に私の手にお灸をしているところです。
このツボにお灸をしながら目薬での治療をしたところ、悪化することなく3日ほどできれいに治りました。
(個人の感想です。100%の効果を約束するものではありません)
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