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巻き肩について
「巻き肩」が、今回のテーマです。
鍼灸院に訪れる患者さんには、巻き肩になってしまっている人が多く見られます。
「肩が巻いている」とはどんな状態なのでしょうか?
詳しく解説していきます。
巻き肩とは?
肩が本来よりも前方内側に入り込んでいる状態です。
「猫背」と混同される場合がありますが、猫背は背骨の湾曲が強くなり背中が丸まった状態なので、巻き肩とは別物です。
ただし、どちらも悪い姿勢が原因なので、巻き肩と猫背は同時に起こっていることが多いです。
巻き肩になるとどうなるの?
巻き肩になると、以下のような症状が現れます。
首肩こり
巻き肩は、首や肩、胸まわりの筋肉が縮んで固まった状態です。
柔軟性が低下すると血流が悪くなり、首や肩のこりを引き起こします。
さらに悪化すると、頭痛やめまいなどの付随症状も現れます。
また、首や胸の部分で神経が圧迫されて手に痛みやしびれが出る、「胸郭出口症候群」を引き起こすことも。
呼吸が浅くなる
巻き肩になると、呼吸が浅くなります。
体の前面が縮こまり肋骨を押さえつけてしまうため、肺が十分に広がらないことが原因です。
浅い呼吸は、自律神経の乱れにつながり、様々な自律神経症状を引き起こします。
(「自律神経の乱れ」の記事も参考にしてください → こちらをクリック!)
姿勢が悪くなる
巻き肩は、猫背やストレートネックを引き起こすことが多いです。
背中が丸まり、首が前に出た悪い姿勢は、見た目にもマイナスの印象を与えてしまいます。
巻き肩の原因は?
日常生活での姿勢が主な原因です。
パソコンでのデスクワークは、肩が前に出た状態が続くので、巻き肩になりやすいです。
長時間のスマホの利用も同様に、肩が前に丸まった状態が続くので注意が必要です。
また、横向きで寝る人も、巻き肩になりやすいといわれています。
横向き寝は下側の肩に上半身の体重がかかり、それを分散させようと無意識に肩が前に出てしまうためです。
胸の筋肉が固まることが巻き肩の原因
肩が前に巻く原因は、胸の筋肉が固くなることにあります。
胸の前にある「大胸筋」が縮んで固まると、「上腕骨」が前方に引っ張られます。
また、大胸筋の下にある「小胸筋」が縮んで固まると、「肩甲骨」が前方に引っ張られます。
これらの筋肉をストレッチで緩めてあげることで、巻き肩の改善に役立ちます。
巻き肩改善のストレッチ
①壁に対して90度に立ち、手を壁につける。
②その状態で、壁に手をつけたまま体を壁と反対側にひねる。
このとき、胸の筋肉が伸びていることを意識します。
③20~30秒キープ。
お風呂上りや、デスクワークが続いた時など1日数セット行いましょう。
また、テニスボール(硬式)で鎖骨の下に沿ってマッサージをするのも効果的です。
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