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食いしばりについて
食いしばりが今回のテーマです。
10月も後半に入り、朝晩は冷える日も多くなってきました。
これからの時期、寒くなると無意識のうちに歯を食いしばってしまいませんか?
食いしばりの原因は?
ストレス
食いしばりの原因で圧倒的に多いのは、ストレスです。
ストレスによって交感神経優位になると、体は緊張状態になります。
口の周りにある「咬筋(こうきん:ものを噛むための筋肉)」も緊張状態になり、食いしばりが起こりやすくなります。
また、無意識に食いしばりをすることによって、ストレスを和らげているとも考えられています。
スポーツ
スポーツをやっている方は、競技中や練習中に、どうしても歯を食いしばりがちです。
歯を食いしばることで、最大限のパフォーマンスを発揮しようとするためですが、それが日常化してしまっていることが多いです。
顎の骨格や、不正咬合の問題
構造的な問題が、食いしばりの原因となっている場合もあります。
顎の骨格の変位・変形や、不正咬合(嚙み合わせの異常)がそれにあたります。
食いしばりによって起こる症状は?
顎関節症(がくかんせつしょう)
まず挙げられるのが顎関節症です。
顎の痛みや、開口障害(口を開閉しにくい)、口を開閉するときに音が鳴るなどの症状が現れます。
首肩のこり、頭痛
歯の食いしばりには、側頭筋や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、肩甲舌骨筋(けんこうぜっこつきん)なども関連。
これらは、頭痛や首肩のこりと関連の深い筋肉です。
そのため、首肩のこり、頭痛を伴う場合が非常に多いです。
歯および口腔内の異常
食いしばりは歯に過剰な負荷がかかるため、歯の破損の原因となります。
また、むし歯、歯周病、知覚過敏、といった口腔内の疾病にもかかりやすくなります。
鍼灸による施術
実際には、鍼灸院に食いしばりを主訴(いちばん困っている症状)として来院される方はあまり多くありません。
(顎関節症を主訴とされる方はいらっしゃいます)
しかし、首肩のこりや頭痛などで来院される方のお話をうかがうと、食いしばりのある方が大半です。
そのため、そういう患者さんには食いしばりの施術も同時に行います。
ポイントとなるのは咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋。
これらの筋肉に鍼を打ち、緊張を緩めていきます。
また、ストレスが原因と思われる場合には、自律神経を整える施術も併せて行います。
「自律神経の乱れ」についての記事も参考にしてください → こちらをクリック!
ただ、これらの筋肉は顔面部や頸部にあるため、怖いと感じられる方もいらっしゃいます。
顔面部には体に使用するよりもっと細い鍼(※)を使います。
また、当院では痛みの出にくい鍼の打ち方をしていますので、安心して施術を受けていただけます。
※…顔面部には太さ0.14ミリの鍼を使用します。
ちなみに体には、太さは0.2ミリの鍼を主に使用しています。
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