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その他の症状
2022/10/26

食いしばりについて

食いしばりについて

食いしばりが今回のテーマです。

 

10月も後半に入り、朝晩は冷える日も多くなってきました。

これからの時期、寒くなると無意識のうちに歯を食いしばってしまいませんか?

 

食いしばりの原因は?

 

ストレス

 

食いしばりの原因で圧倒的に多いのは、ストレスです。

ストレスによって交感神経優位になると、体は緊張状態になります。

口の周りにある「咬筋(こうきん:ものを噛むための筋肉)」も緊張状態になり、食いしばりが起こりやすくなります。

また、無意識に食いしばりをすることによって、ストレスを和らげているとも考えられています

 

 

スポーツ

 

スポーツをやっている方は、競技中や練習中に、どうしても歯を食いしばりがちです。

歯を食いしばることで、最大限のパフォーマンスを発揮しようとするためですが、それが日常化してしまっていることが多いです。

 

 

顎の骨格や、不正咬合の問題

 

構造的な問題が、食いしばりの原因となっている場合もあります。

顎の骨格の変位・変形や、不正咬合(嚙み合わせの異常)がそれにあたります。

 

 

食いしばりによって起こる症状は?

 

顎関節症(がくかんせつしょう)

 

まず挙げられるのが顎関節症です。

顎の痛みや、開口障害(口を開閉しにくい)、口を開閉するときに音が鳴るなどの症状が現れます。

 

 

首肩のこり、頭痛

顎関節症 鍼灸鍼灸

歯の食いしばりには、側頭筋胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)肩甲舌骨筋(けんこうぜっこつきん)なども関連

これらは、頭痛や首肩のこりと関連の深い筋肉です。

そのため、首肩のこり頭痛を伴う場合が非常に多いです

 

 

歯および口腔内の異常

 

食いしばりは歯に過剰な負荷がかかるため、歯の破損の原因となります。

また、むし歯歯周病知覚過敏、といった口腔内の疾病にもかかりやすくなります。

 

 

鍼灸による施術

 

実際には、鍼灸院に食いしばりを主訴(いちばん困っている症状)として来院される方はあまり多くありません。

(顎関節症を主訴とされる方はいらっしゃいます)

しかし、首肩のこりや頭痛などで来院される方のお話をうかがうと、食いしばりのある方が大半です

そのため、そういう患者さんには食いしばりの施術も同時に行います

 

ポイントとなるのは咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋。

これらの筋肉に鍼を打ち、緊張を緩めていきます

また、ストレスが原因と思われる場合には、自律神経を整える施術も併せて行います。

「自律神経の乱れ」についての記事も参考にしてください → こちらをクリック!

 

ただ、これらの筋肉は顔面部や頸部にあるため、怖いと感じられる方もいらっしゃいます。

顔面部には体に使用するよりもっと細い鍼()を使います。

また、当院では痛みの出にくい鍼の打ち方をしていますので、安心して施術を受けていただけます。

 

※…顔面部には太さ0.14ミリの鍼を使用します。

  ちなみに体には、太さは0.2ミリの鍼を主に使用しています。

 

 

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