BLOG
冬至の養生
「冬至の養生」が、今回のテーマです。
冬至とは?
二十四節気のひとつで、「大雪」と「小寒」の間の時期。
今年(2022年)は、12月22日~翌1月5日が冬至に相当します。
また、一般的に冬至という場合、その期間の最初の日を指します。
一年で最も昼が短い日
冬至は、北半球では太陽の南中高度が一番低くなる日です。
そのため、一年で最も昼が短く、夜が長い日となります(南半球では逆になります)。
「一陽来復(いちようらいふく)」という考え方
冬至は最も昼が短い=太陽の力が最も弱まる日と考えられます。
しかし、それは裏を返せば、この日を境に太陽が再び力を取り戻していく、とも考えられます。
そのため中国や日本では、冬至の日を「一陽来復(※)の日」として前向きにとらえてきました。
※…悪いことが続いた後に、良いことがめぐってくること。
冬至の風習「かぼちゃ」と「柚子湯」
なぜ冬至にかぼちゃ?
冬至といえば、かぼちゃを食べるという風習がありますが、その起源はよくわかっていません。
一説には、「冬至の七種(ななくさ)」と言って、「ん」がつく食べ物を食べると運がめぐってくると言われています。
かぼちゃは「なんきん」と呼ばれ、この七種のひとつです。
ちなみに、他の六つは、れんこん・にんじん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うどんだそうです。
また、冬至に「と」がつく食べ物を食べると縁起が良いとも言われており、かぼちゃのことを昔は「唐茄子(とうなす)」
と呼んでいたからという説もあります。
簡単レシピ「かぼちゃぜんざい」
簡単にできるかぼちゃぜんざいの作り方をご紹介します。
材料
かぼちゃ…100g
ゆであずき缶詰(加糖)…1缶(200g)
水…200㏄
塩…小さじ1/4
①かぼちゃは一口大に切り、濡らしたキッチンペーパーで包んで電子レンジ(600w)で3分加熱+3分余熱で放置。
(串などを刺してみて、硬い場合は30秒くらいずつ追加でレンジ加熱)
②鍋にゆであずき缶詰と水を入れて、焦がさないようかき混ぜながらひと煮立ちさせる。
③塩を加え、弱火で5分ほど加熱する。
④かぼちゃを加え軽く温めたらできあがり。
柚子湯でポカポカ
もう一つ、冬至の風習といえば「柚子湯」。
こちらは、江戸時代に銭湯で始まったようです。
「冬至」と「湯治」、「ゆず」と「体の融通(ゆうずう)が利く」の語呂合わせと言われています。
栄養のあるかぼちゃを食べるのも、柚子湯で温まるのも、冬を健康で過ごすための「養生」だと言えます。
(「冬の養生」についての記事も参考にしてください → こちらをクリック!)
冬至を過ぎると、寒さが一年で一番厳しい時期へと入っていきます。
体を温め、滋養をつけて冬を元気で乗り切りたいですね。
名古屋市西区の鍼灸院「Evergreen」
はり・きゅう・マッサージ治療院 Evergreen〈エバーグリーン〉
名古屋市西区・中村区で鍼灸院、マッサージ、整体の治療院をお探しなら
名鉄栄生駅から徒歩1分、名古屋駅、東枇杷島、西枇杷島、小田井エリアからもアクセス良好
ご予約は → こちらをクリック!