BLOG

養生・コラム
2025/05/14

暑熱順化~熱中症&夏バテの予防に~

暑熱順化~熱中症&夏バテの予防に~

暑熱順化」が今回のテーマです。

 

5月だというのに夏日(最高気温が25℃以上)の日も出てきて、今年の夏も猛暑が予想されます。

気をつけたいのが「熱中症」と「夏バテ」。

「夏バテについての記事も参考にしてください → こちらをクリック!)

実はこれらの予防には、今の時期(5月中旬)からの対策が重要なのをご存知ですか?

 

 

暑熱順化とは?

 

本格的な夏の到来の前に、体を暑さに慣らしておくことです。

具体的には「汗をかく練習をする」ということ。

熱中症の予防には、この「汗をかく」ということが非常に重要です。

 

 

熱中症のメカニズム

 

体を動かすと体内で熱が産生され、体温が上昇します。

それを発汗による気化熱や、皮膚血管の拡張による体表からの熱放散によって調節しています。

しかし、気温や湿度が高い状態で活動し体内の熱をうまく放散できないと、熱中症が引き起こされます。

 

暑熱順化することで汗をかきやすくなる

 

体が暑さに慣れていない状態だと、汗をかきにくくなります。

暑さに体を慣らしておくことで汗をかきやすくなり、体内の熱を放散しやすくなります。

そのためには、本格的に暑くなる前に暑熱順化しておくことが必要です。

地域によって差はありますが、5月中旬ごろから暑熱順化を意識して過ごすようにしましょう。

 

 

暑熱順化に有効な方法

 

屋外で汗をかく程度の軽い運動

 

ウォーキングやジョギング、サイクリングなど軽く汗をかく程度の運動を習慣にしましょう。

 

ウォーキングなら1回30分、ジョギングなら1回15分を週5日程度が目安です。

サイクリングなら1回30分を週3回程度が目安です。

 

通勤・通学時にひと駅分歩く、自転車通勤に切り替えてみるなど、日常生活に取り入れやすい方法で行うのがオススメです。

 

 

屋内で汗をかく程度の軽い運動

 

筋力トレーニングやストレッチ、ヨガなど軽く汗をかく運動を1回30分、週5日~毎日行うのが目安です。

 

 

入浴

 

シャワーだけでなく湯船につかる入浴を2日に1回程度を目安に行いましょう。

42℃のお湯に15分くらいつかるのが、自律神経のバランスも整うのでオススメです。

「入浴で自律神経を整えるの記事も参考にしてください → こちらをクリック!)

 

また、個人的にオススメなのが「岩盤浴」です。

体の内側からじっくり温めてくれる岩盤浴は、汗腺を刺激して汗をかく練習に適しています。

サウナに比べて温度が低いので、体への負担も比較的小さいのもオススメの理由です。

 

 

暑熱順化しておくことは熱中症だけでなく、夏バテの防止にも効果的です。

昨年の夏は暑さでバテてしまったという方は、ぜひ今の時期から体を暑さに慣らして猛暑を乗り切ってください。

 

 

名古屋市西区の鍼灸院「Evergreen」

 

はり・きゅう・マッサージ治療院 Evergreen〈エバーグリーン〉

 

名古屋市西区・中村区で鍼灸院、マッサージ、整体の治療院をお探しなら

名鉄栄生駅から徒歩1分、名古屋駅、東枇杷島、西枇杷島、小田井エリアからもアクセス良好

ご予約は → こちらをクリック!

メールでのお問い合わせは → harikyu.evergreen@gmail.com まで。