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自律神経
2022/08/27

ヒステリー球

ヒステリー球

ヒステリー球」が、今回のテーマです。

以前、呑気症(空気嚥下症)の相談がここ2年ほどで急に増えた、という記事を書きました。

(「呑気症(空気嚥下症)について」の記事は → こちらをクリック!)

このヒステリー球も、ここ2年ほどで急に増えたと感じる症状です。

 

ヒステリー球とは?

 

正式には「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」と言います。

ちょっと聞き慣れない症状かもしれません。

咽喉頭とは「のど(咽頭と喉頭)」のことで、そこに違和感が現れる病気です

具体的な症状としては、

 

・のどになにか引っかかっているような感じがする

・のどが詰まって苦しい

・唾や食物が飲みこみにくい

 

などがあります。

 

のどに違和感が現れる病気としては他に、「胃食道逆流症」「食道がん」などがあり、これらは検査で異常が認められます。

しかし、検査をしても器質的な異常が見つからない場合が、咽喉頭異常感症となります。

 

 

ヒステリー球(咽喉頭異常感症)の原因は?

 

その呼び名から連想されるとおり、精神的なストレスが大きく関わっていると考えられています

また、東洋医学においては「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれます。

梅の種がのどに引っかかっているような感じ、という意味なのですが、なかなか詩的な表現だとは思いませんか?

 

ちなみに、梅核気は、東洋医学的には「肝(かん)」の病症。

肝はイライラ、抑鬱、怒りなど精神的なはたらきに関わってきます。

(東洋医学の陰陽五行の考え方、詳しくはまた別の機会に)

 

つまり、洋の東西を問わず、精神的なストレスが原因だと考えられているわけですね。

 

 

ヒステリー球(咽喉頭異常感症)になりやすい人は?

 

ストレスを感じやすい、ためやすい人に多い症状です

男女で比較すると、女性に多いと言われます。

私の実感でも、この症状で来院されるのは女性がほとんどです。

もちろん、男性の方でもこの症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

鍼灸による施術

 

ストレスが主な原因ですので、自律神経を整える施術がメインとなります

自律神経の乱れによる症状は、はり・きゅう・指圧マッサージが得意とする分野でもあります。

(「自律神経の乱れ」の記事は → こちらをクリック!)

 

また、背中や鎖骨周りの緊張を緩めるマッサージや、のどの周りのストレッチも症状の緩和に有効です。

 

「のどのつかえ」「ものが飲みこみにくい」といった症状でお悩みの方は、ぜひ一度鍼灸の施術をお試しいただければと思います。

 

咽喉頭異常感症のお悩みは、名古屋西区の鍼灸院「Evergreen」へ!

 

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