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ヒステリー球
「ヒステリー球」が、今回のテーマです。
以前、呑気症(空気嚥下症)の相談がここ2年ほどで急に増えた、という記事を書きました。
(「呑気症(空気嚥下症)について」の記事は → こちらをクリック!)
このヒステリー球も、ここ2年ほどで急に増えたと感じる症状です。
目次
ヒステリー球とは?
正式には「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」と言います。
ちょっと聞き慣れない症状かもしれません。
咽喉頭とは「のど(咽頭と喉頭)」のことで、そこに違和感が現れる病気です。
具体的な症状としては、
・のどになにか引っかかっているような感じがする
・のどが詰まって苦しい
・唾や食物が飲みこみにくい
などがあります。
のどに違和感が現れる病気としては他に、「胃食道逆流症」「食道がん」などがあり、これらは検査で異常が認められます。
しかし、検査をしても器質的な異常が見つからない場合が、咽喉頭異常感症となります。
ヒステリー球(咽喉頭異常感症)の原因は?
その呼び名から連想されるとおり、精神的なストレスが大きく関わっていると考えられています。
また、東洋医学においては「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれます。
梅の種がのどに引っかかっているような感じ、という意味なのですが、なかなか詩的な表現だとは思いませんか?
ちなみに、梅核気は、東洋医学的には「肝(かん)」の病症。
肝はイライラ、抑鬱、怒りなど精神的なはたらきに関わってきます。
(東洋医学の陰陽五行の考え方、詳しくはまた別の機会に)
つまり、洋の東西を問わず、精神的なストレスが原因だと考えられているわけですね。
ヒステリー球(咽喉頭異常感症)になりやすい人は?
ストレスを感じやすい、ためやすい人に多い症状です。
男女で比較すると、女性に多いと言われます。
私の実感でも、この症状で来院されるのは女性がほとんどです。
もちろん、男性の方でもこの症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
鍼灸による施術
ストレスが主な原因ですので、自律神経を整える施術がメインとなります。
自律神経の乱れによる症状は、はり・きゅう・指圧マッサージが得意とする分野でもあります。
(「自律神経の乱れ」の記事は → こちらをクリック!)
また、背中や鎖骨周りの緊張を緩めるマッサージや、のどの周りのストレッチも症状の緩和に有効です。
「のどのつかえ」「ものが飲みこみにくい」といった症状でお悩みの方は、ぜひ一度鍼灸の施術をお試しいただければと思います。
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